0. 妙齢に差し掛かって思ふこと

このブログ開設のきっかけは27歳の誕生日である。一緒に住んでいる父母妹に私の手料理を振る舞い、妹が買ってきてくれたケーキを食後に食べ、父母が「2人ともいつの間にか成人なんだな笑子供の頃なんて…」と昔のトンデモエピソードを回顧する、、、

そんな和やかな大人の団欒であった。

 

 

みょう‐れい【妙齢】‥ 女性のうら若い年頃。〔壮年以上の人や男性から見た〕女性の結婚適齢期の称

 

 

巷ではアラサーという言葉が27歳〜32歳付近の人物を形容する際によく使われており、該当時期に差し掛かった人々は、口々に老いや漠然と感じる将来への不安を半分冗談、半分シリアスにこぼすのである。

20代前半から「アラサーになるのが怖い」という話題は女子会でも時偶持ち上がるが、個人的には他人事のように会話に参加していた。「人間老いていくのは仕方ないことだし、自分の将来については、現在の自分の努力や目標が達成されたりはたまた挫折したりもあるだろう」と、将来への不安を感じていなかった。人生の節目毎に自分の人生プランについて、自己を顧みつつ中長期的に考えるタイミングがあったし、それなりにマイルストーンを達成しながら今まで生きてこられたという自信もあった。

 

 

ところが、27歳の誕生日を迎えた時に、急に一抹の不安を覚えた。今まではこの先10年の人生設計、というものを、ある程度イメージをつけることが出来ていたが、今の私は、10年後のある程度実現可能な人生設計ができないのである。

 

原因は、人生の一部に今までになかったファクターが加わったからだと考えている。-結婚、パートナーを得る可能性である。

上記は20代前半でも気付き得る部分ではあるが、私においては、24歳から新卒として社会人のスタートを切った為、仕事に慣れる、仕事と向き合うことに追われ、自身の仕事に対しての向き合い方、自分にとっての仕事の価値を明確化することでいっぱいいっぱいだったのである。

社会人になってから数年経ち、就活していた頃よりも今後の働いている姿を具体的に、建設的にイメージできるようになっている一方、幼い頃は漠然と23〜30歳くらいでするだろうと思っていた「結婚」が、抽象的で漠然とした「何か」として私の道の脇に、「忘れてない?大丈夫?」と顔を出してくるのだ。

 

現代において、「結婚」をすること、パートナーを得ることが人生必須なものではない。然し乍ら、両親が結ばれることなくして自分が生を受けることはなかったわけで、生物であれば番いを作ること、子孫を残すことはごく自然であることを疑わない。

故に、自分にとっての「結婚」の位置付けを、具体的に、明示的に認識することが、今後の人生設計をする際の不安払拭に繋がると考えている。

 

まさに妙齢となった今、今後の人生設計の基盤づくりの為に、改めて、自己分析をしようと思う。

検討の対象は、以下の大項目を掘り下げたいと考える。

1.仕事

2.家族

 3.パートナー

 4.結婚

 

少しでも霧が晴れ、前を向いて突き進む準備を整えていきたい。